かさばる水冷クーラー搭載モデル。余裕のあるPCケースに組み込もう

オールインワン水冷を搭載した「GV-N98TXTREME W-6GD」は、空冷モデルとは異なる組み込みの制限を伴う

ここからは「GV-N98TXTREME W-6GD」を巨大なパッケージから取り出し、外観からくまなくチェックしていこう。仕様上も外観上でも最大の特徴となるのは、オールインワン水冷クーラー「WATERFORCE All in One」。冷却機構が水冷のため、カード長は約270mmとリファレンスモデル同等、さらに重さもハイエンドモデルとは思えないほど軽い。ただし本体から水冷チューブが伸びる関係上、ケース内のクリアランスは注意が必要。カード自体の奥行きは約120mm程度だが、PCケースの横幅自体はもう20mmほど余裕が欲しいところだ。
　なおラジエターは120mmサイズで、チューブ自体の長さはカードとほぼ同じ約270mmほど。一般的なPCケースの場合、背面のファン取り付け位置に固定することになるだろう。

カード部分の外形寸法はW269×D121×H43mm。空冷仕様のハイエンドモデルに比べて、サイズも重さも控えめだ。
	なおGIGABYTEのロゴマークとアクリル窓の外周には、マルチカラーイルミネーションに対応したLEDが仕込まれている
オールインワン水冷のヘッド部分を覗くことができるアクリル窓。左右の部分いLEDバーを内蔵し、通電時は内部が照らし出されるという仕掛けになっている
120mmサイズのラジエターを採用する「WATERFORCE All in One」。ラジエターの厚みは約55mmで、120mmファンを実装する。なおチューブ長の関係上、設置場所はほぼケース背面に限られる
カード背面の全体を覆っている「Metal back plate」。カード全体のたわみを防止する効果がある
補助電源コネクタは8pin×2仕様。なお別側面には、極冷用BIOS時に使用できる、オプションの6pin電源コネクタを備える
出力インターフェイスは、Dual-Link DVI-I×1、HDMI×1、DisplayPort×3の5系統