エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.02.11 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
これまで購入したスマートフォンの同梱物を含め、USB充電器を複数所有しているという人は少なくないだろう。デジタルライフの必需品であることから、部屋ごとに設置しているという場合もあるかもしれない。そんなユーザー側の事情もあってか(コスト削減的な意味合いもアリ)、最近ではUSB充電器を別売りにするスマートフォンも多くなった。iPhoneは律儀に純正の充電器を同梱してくれているが、そもそも現在の市場には、そうしたリファレンスよりはるかに高速かつ効率的な充電に対応した充電器が少なからず存在している。
Aukey「3 Ports USB Charging Station」(型番:PA-T2) 売価税込1,999円(2015年2月現在) 製品情報(Aukey) |
今回編集部に届けられた「3 Ports USB Charging Station」(型番:PA-T2)もその1つで、Qualcommの高速充電技術「Quick Charge 2.0」に対応しているのが大きな特長。従来の充電と比較して75%高速に充電できる技術であり、2014年以降に発売された端末であれば、国内向けスマートフォンにも対応モデルは多い。ドコモユーザーにとっては、「急速充電2」という名称の方が馴染みがあるかもしれない。
最大42Wの3ポート充電器で、内1ポートが「Quick Charge 2.0」に対応。残りの2ポートは、接続デバイスに最適な電流を自動識別してくれる「AIPower」ポートになっている。こちらもそれぞれ最大2.4Aの高出力に対応しており、3ポートすべてで同時に高速充電が可能。タブレットやスマートフォンなど複数のデバイスをもつユーザーにとっては、理想的な構成と言える。
Aukey「12000 mAh Jump Starter Portable Charger」(型番:PB-C2) 売価税込6,399円(2015年2月現在) |
Aukeyから届けられたボックスには、今回メインを張る「PA-T2」と一緒に巨大なモバイルバッテリーも収められていた。それがこの「12000 mAh Jump Starter Portable Charger」(型番:PB-C2)だ。12,000mAhバッテリーを内蔵する大容量モデルだが、容量以上に自動車のジャンプスターター機能を搭載する点が最大のトピック。バッテリーが上がってストップしてしまった緊急時に、このバッテリーを使用してエンジンを始動させることができる。
バッテリー上がりは、JAFによるロードサービス出動の実に3割を占めるトラブルであり、日常的に車を運転する人にとっては非常にありがたい機能。アキバでも、3年ほど前からこうした機能を搭載するモデルが流通しているが、店頭での評判はなかなか良好だ。ダッシュボードに1つ放り込んでおけば、もしもの時も安心だろう。