エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.02.11 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
それでは最後に、今回のメインでもある「PA-T2」のパフォーマンスをチェックしておこう。通常よりも大幅に高速な「Quick Charge 2.0」では、どの程度のスピードでスマートフォンが充電できるのだろうか。
本項では、イオシス アキバ中央通店の協力により3,000mAhのバッテリーを内蔵した対応スマートフォン「Galaxy Note5」を使用し、その充電速度を計測することにした。
ほぼ起動ギリギリな6%から充電を開始し、充電の経過を「Battery Mix」アプリで計測した。その結果、まず一安心な40%には18分で到達、さらに実用容量である80%の充電がわずか42分で完了している。たとえうっかり夜にスマートフォンを充電し忘れた場合でも、朝の慌ただしい準備の中で十分に充電が可能というワケだ。
ちなみに満充電に近付くにつれて充電速度が鈍っているが、これは「Quick Charge 2.0」が過充電防止のため、従来同様に定電流・定電圧(CC-CV)充電を行っているため。もちろんここで最も重要なことは、実用容量までの充電速度であることは言わずもがなだ。
コンパクトでパワフル、さらにデザインもグッドなUSB充電器「PA-T2」。QC2.0対応スマホのユーザーは、格安で巨大なメリットを享受できるぞ |
良好なテスト結果が教えてくれたように、「Quick Charge 2.0」対応のUSB充電器はかなり有効な充電アクセサリだ。充電速度が格段にアップすることから、手持ちの充電器から買い換えるだけの十分な理由になる。さらに通常より高い電圧で急速充電を行う仕組みのため、5V / 2A級の従来型モデルに比べてもより高速な充電が可能だ。しかも「PA-T2」の価格は税込1,999円と格安。対応スマートフォンのユーザーにとっては、実にコストパフォーマンスに優れた買い物と言えるだろう。
モバイルバッテリーとして大きく重いモデルだが、ジャンプスターター機能の安心感こそが重要な「PB-C2」。価格も税込6,399円とお手頃だ |
また、日常的に自動車を運転するユーザーにとっては、「PB-C2」は実に頼りになるモバイルバッテリーだ。自動車トラブル件数の大多数を占めるバッテリー上がりに対処できる意義は大きく、何よりコレを持っているだけで安心感が違う。大型で重量級なモデルではあるものの、車に載せておく分には気にならない。待ち時間でスマートフォンを使いすぎたら即給電、そしてもし渋滞でバッテリー上がりに見舞われても対応可能。レジャーに行く前に入手しておきたいツールの1つだ。