エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.475
2016.02.19 更新
文:GDM編集部 Tawashi
PCケースはデュアル水冷構成を可能にするPhanteks「Enthoo EVOLVE ITX」 |
「G-Master Hydro Mini-ITX」の概要を大まかに掴んだところで、BTOのベースとなるPCケースから詳細を確認していこう。
採用されているのは、冷却性能と拡張性に優れるPhanteks製Mini-ITX対応ミニタワーケース「Enthoo EVOLVE ITX」(型番:PH-ES215P_BK)だ。
外形寸法はW230×D395×H375mmと、Mini-ITXサイズのPCケースとしてはやや大型なモデルながら、水冷用ラジエターはフロント240mm、トップ240 / 280mm、リア120 / 140mmに対応するなど高い拡張性が魅力。さらに電源ユニットカバーやマザーボードベースにはレッド塗装が施され、サイドパネルは大型アクリルウインドウ仕様など、ゲーミングPCのベースモデルにはぴったりだ。
PCケースの顔となるフロントパネルは、歴代の「Enthoo EVOLV」シリーズのデザインを踏襲。両サイドには通気孔の役割を果たすスリットが設けられている |
ドライブベイレイアウトは、3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×1で5.25インチオープンベイはなし。冷却ファンは、フロント200mm×1(標準装備)または120 / 140mm×2、トップ120 / 140mm×2、リア120 / 140mm×1が搭載できる。
特筆すべきは、Mini-ITX対応ケースでありながら、フロントに200mm大口径ファン1基を標準搭載する点。強力なエアフローを生み出し、高い冷却効果が期待できる。