エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.475
2016.02.19 更新
文:GDM編集部 Tawashi
まずは定番のCGレンダリングソフト「CINEBENCH R15」を使用し、CPUのパフォーマンスをチェック。“Skylake”の最上位モデル、Core i7-6700Kはどれほどの実力を見せてくれるだろうか。
CINEBENCH R15(cb) |
シングルコアは182、マルチコアは919で、4コア8スレッドの「Core i7-6700K」の性能を遺憾なく発揮。標準CPUは「Core i5-6400」だが、動画のエンコードや高解像度レンダリングなど、さらにパフォーマンスが必要ならアップグレードを検討するといいだろう。
続いて3Dグラフィック性能をテストするべく、定番の3Dベンチマーク「3DMark」を実行。ハイエンドモデルGTX 980 Ti搭載機だけに、プリセット設定はDirectX 11対応の「Fire Strike」に加え、より高負荷な“Extreme”を選択している。
Fire Strike | |
Fire Strike:Extreme |
3Dゲームでのパフォーマンスが問われるテストだけに要注目だが、標準の「Fire Strike」では総合スコア、Graphics Scoreともに楽々10,000オーバーをマークするなど、さすがのパフォーマンス。“Extreme”では7,500~約8,000前後をマークする圧倒的スコアで、そのGPUパワーが存分に発揮されている。
また、CPUの処理能力が問われる「Physics」は約13,500を記録し、ここでも前述のCINEBENCH R15の結果同様、CPUパワーが素直に証明された結果となった。
もうひとつ、ハードウェアテッセレーションを駆使した重量級の3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」による結果を確認してみよう。プリセット設定は、DirectX 9のAPIを使う“Basic”と、DirectX 11のAPIを使う“Extreme”の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic”(fps) | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme”(fps) |
DirectX 9ベースの「Basic」では、Average FPSが“276.5FPS”、MaxFPSでは“460.5FPS”を記録するなど、期待通りの結果。一方DirectX 11ベースの「Extreme」でも、Average FPSが“109.5FPS”、MaxFPSでも“245.6FPS”を記録した。ゲーム向けとして搭載するグラフィックスカードとしては、申し分のないモデルだ。
ベンチマークテストの最後は、大人気のオンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」2期目タイトル“新生エオルゼア”から。テストでは解像度に1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択。あらかじめハイスコアを記録する事が予想できたため、品質設定のプリセットは“最高品質”のみで計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
1,280×720ドットの環境では20,000オーバー。また、より高解像度の1,920×1,080ドットでも、16,000台をマークするなど、何も悩むことなく、最高品質の環境で安定したプレイが可能。ファイナルファンタジーユーザーのみならず、ゲーマーにとっては実に羨ましい環境といえる。