エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.476
2016.02.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは実際のゲームプレイを想定したより実践的なテストを進めていこう。まずは、FPSの定番タイトル「バトルフィールド4」から。テストでは「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでのフレームレートを「Fraps」にて計測。描画設定は“最高品質”を選択し、解像度は1,920×1,080ドットと「Dynamic Super Resolution(DSR)」を使い3,840×2,400ドットに設定した場合の2パターンを測定している。
バトルフィールド4(3,840×2,400ドット / fps) | |
バトルフィールド4(1,920×1,080ドット / fps) |
フルHD解像度ではMin FPSでも約100fps、Average FPSは120fpsを超え、最高画質でもまだまだ余裕がある状態。また4K解像度でもAverage FPSは30fpsクリアしており、“最高品質”でも十分快適なプレイが楽しめるだろう。また「定格相当」と「ON」を比較すると、Average FPSは4K解像度で約6fps、フルHD解像度では約17fps向上しており、実際のゲームでもオーバークロックによる上積みは確実にあることがわかる。
続いて、DirectX 11対応のエンジンを採用した「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」のスコアを確認していこう。APIは当然ながら「DirectX 11」で、描画品質は“最高品質”、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットのカスタム解像度で計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
1,920×1,080ドットでは“非常に快適”、4K解像度でも“とても快適”を獲得しており、まったく動作に不安なし。またオーバークロックの効果を確認すると、1,920×1,080ドットでは約5%とやや差が小さいものの、3,840×2,160ドットでは約10%に拡大。高解像度・高画質設定でゲームを楽しみたいなら、高クロックモデルをチョイスしたほうがいいだろう。
ゲーム系ベンチマークの締めくくりとして、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク」のスコアを確認しておこう。品質設定のプリセットは“最高品質”にセットし、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク |
GPU性能が飽和しているようで、解像度やクロックに関係なく約20,000ポイントでスコアが頭打ち。「ドラゴンクエストX」のような比較的ライトなゲームをプレイするなら、WQHD以上の高解像度液晶ディスプレイと組み合わせて楽しみたい。