エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.479
2016.03.10 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは実際に「Trion 150」シリーズの240GBモデル「TRN150-25SAT3-240G」をPCに組み込み、各種ベンチマークソフトによるパフォーマンス検証を進めていくことにしよう。これまで通りOSは、ドライバ、ベンチマークソフトのみをインストールしたシステム用SSDから起動し、テストドライブにはデータを書き込まないクリーンな状態で計測を実施している。用意したベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」「CrystalDiskMark 5.0.2」「HD Tune Pro 5.60」「ATTO Disk Benchmark 3.05」の4種類。なおテスト環境については以下の表を参照いただきたい。
まずは「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」を使い、「Trion 150」の基本性能と圧縮率によるシーケンシャルアクセスの影響について確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293:Compression-Benchmark |
まず総合ベンチマークを確認すると、シーケンシャルアクセスは読込が約500MB/sec、書込が約480MB/secを計測し、このクラスとしては優秀なスコア。ランダムアクセスは4Kは順当ながら、4K-64Thrdがいずれも200MB/sec台とやや低調。そのため総合スコアも伸びきらずハイエンドモデルの目安とされる1,000ポイントに届かなかった。また「Compression-Benchmark」のスコアは、読込約510MB/sec、書込約480MB/secでほぼ安定しており、シーケンシャルアクセスは圧縮率の影響を受けないことが確認できた。