「All 0×00 （0Fill）」時のデータサイズによる違いを検証

次に「All 0×00 （0Fill）」時のデータサイズによるパフォーマンスへの影響を確認していこう。こちらもデータサイズは50MiB～32GiBまで、用意されている9つすべてのプリセットで測定を行っている。

【50MiB】	【100MiB】
【500MiB】	【1GiB】
【2GiB】	【4GiB】
【8GiB】	【16GiB】
【32GiB】
4Kランダムアクセススコアの最大値（IOPS）
4K QD32T1ランダムアクセススコアの最大値（IOPS）

Q32T1のシーケンシャルアクセスは、読込2,850MB/sec前後、書込最高2,200MB/sec前後までスコアが向上。圧縮率が高く、サイズの大きいデータであれば公称値を遥かに超えるデータ転送が可能だ。またランダムアクセスは、読込が大幅に上昇しており、OSやゲームの起動ドライブとして使用する場合には、力を発揮してくれることだろう。

「HD Tune Pro 5.60」で詳細な傾向をチェック

次に「HD Tune Pro 5.60」にて、より詳細な性能と傾向について確認していくことにしよう。

【Benchmark Read】

【Benchmark Write】

【FileBenchmark】

【Random Access Read】

【Random Access Write】

もともとパフォーマンスが出にくいBenchmarkでも、Readは750MB/sec以上、Writeも550MB/sec以上をキープ。またFile Benchmarkでは、シーケンシャル読込2,000MB/sec、書込1,570MB/sec、ランダム読込160,000 IOPS、書込150,000 IOPSを計測するなど、パフォーマンスは上々。ただしRandom Accessでは、読込39,000 IOPS、書込37,000 IOPSに留まり、ベンチマークによってはSATA3.0（6Gbps）SSDから大きく変わらないものもあることは覚えておく必要がある。