エルミタ的一点突破 Vol.40
2016.04.28 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹
CPU温度(室内温度17.4℃) | |
消費電力 |
アイドル時はCPUの省電力機能が働き、同等のクロック、コア電圧まで引き下げられるため25℃前後で横並び。また高負荷時の温度も定格で66℃、消費電力が約50Wと大幅増加する4.60GHzでも76℃までしか上がらず、「Kシリーズ」でオーバークロックを楽しみたいというニーズにもシッカリと応えてくれる。
冷却ファン回転数(室内温度17.4℃) |
今回はマザーボードのファンコントロール機能を最も一般的な“Standard”に設定しているが、アイドル時は850rpm前後、高負荷時でも定格時は1,200rpm前後までしか上がらず、より静音性を重視した設定でも問題ないだろう。一方、4.60GHzでは、公称値の最高となる1,400rpm前後で推移しており、オーバークロック時のコア電圧は1.400V前後に抑えておくことをオススメする。
定格クロック:騒音値(暗騒音32.9dBA) |
“Standard”設定ではファンの回転数が850rpm前後でまで下がるため、アイドル時の数値はいずれも35dBA台で推移。個人的には十分静音だが、「KABUTO 3」の冷却ファンは(あくまでスペック上ながら)最低300rpmまで回転数を落とすことができるため、ファンコントロール機能を備えるマザーボードを使用しているなら、より静音な設定を追求してみるのもいいだろう。また高負荷時でも定格では40.1dBAまでしか上がらず優秀。さすがに4.60GHz時には43.4dBAまで上昇し、バラック状態ではやや風切り音が耳障りになるが、安定した冷却とのトレードオフと考えれば仕方ないだろう。