エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.485
2016.04.29 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
グラフィックスカードの有効スペースは、メインエリアにシャドウベイがないだけあって、実に広い。スペック表では公称約419.1mm(表記は16.5インチ)とされ、市販のグラフィックスカード全ての製品が搭載できるだろう。なお「SST-PM01」は「正圧設計」により、グラフィックスカードのVGAクーラーは、拡張スロット経由の外排気タイプが推奨されている。
電源ユニットの搭載テストには、奥行き150mmでフルモジュラータイプのSilverStone「Strider Gold S Series SST-ST85F-GS」を用意した。搭載は例のプラスチックカバーの存在により、通常とは逆の右側面から行う。特に特殊な作業はなく、背面をインチネジで固定するだけで完了する。
固定方法は背面ネジ留め式。多くは電源ユニット側付属のインチネジを使用するが、付属の「Screw C」も使用可能 |
公称有効スペースは240mmだけに、搭載後もスペースには余裕がある。ただし注意しなければならないのが、隣接する2.5 / 3.5インチ共用のストレージ搭載スペースだ。仮に3.5インチHDDを搭載した場合、両者の空きスペースはわずか約10mm。2.5インチSSD搭載時は約20mmだった。3.5インチHDDの場合、モジュラーコネクタ部分にかなり接近しており、「Strider Gold S Series SST-ST85F-GS」では共存ができない。一方、2.5インチSSDであれば共存可能だが、奥行きの長い電源ユニットはオススメできない。
3.5インチHDDを搭載すると、下段のモジュラーコネクタ部分にケーブルは接続できない。空きスペースを利用したエリアだけに贅沢は言えないが、”補助席”的な存在と認識しておくべきだろう |