エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.487
2016.05.03 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「Ultra Durable」シリーズのアッパーミドル「GA-Z170X-UD5-TH」。昨年9月に世界初の「Thunderbolt 3」認証モデルとしてアナウンスされた |
今回テストに使用したのは、世界初の「Thunderbolt 3」認証マザーボード「GA-Z170X-UD5-TH」。以前詳細検証を行った「GA-Z170X-UD5」をベースにしたIntel Z170チップモデルで、リアインターフェイスにはUSB3.1 Type-C / Thunderbolt 3互換ポートを2つ搭載。コントローラはPCI-Express3.0(x4)接続のIntel「DSL6540」が実装され、Thunderbolt 3接続時は40Gbpsの高速転送に対応。USB3.1接続時も32Gbpsの帯域幅を利用でき、複数デバイスを同時に使用した場合でもパフォーマンスの低下が抑えられる。
PCI-Express2.0(x2)接続のASMedia製コントローラを採用するモデルが多い中、GIGABYTEではハイエンドモデルを中心に、PCI-Express3.0(x4)接続のIntel製コントローラ「DSL6540」を搭載する |
「GA-Z170X-UD5」と比較すると、SATA3.0(6Gbps)は8ポートから6ポートへ、M.2が2スロットが1スロットへ、PCI-Express3.0(x1)が4本から3本へとそれぞれ削減。一方、バックパネルインターフェイスのUSB3.1(Type-C×1 / Type-A×1)は、USB3.1 Type-C(Thunderbolt 3互換)×2へ変更され、Thunderbolt 3デバイスなら最大12台まで、さらにDisplayPort対応液晶ディスプレイは2台まで同時に接続できるようになった。
型番にはThunderbolt 3対応を謳う“TH”が付加されただけだが、基板設計は「GA-Z170X-UD5」から刷新されている |
なお電源周りやオーディオ回路、冷却機構などは従来モデルとほぼ同等。対応機能についても大きな違いはないことから、詳細についてはこちらのレビューも合わせて参照いただきたい。