レッドラインが映える、ブラック筐体のセミモジュラー電源

さて、ここからはパッケージから取り出した「Smart DPS G 750W Gold」を外からあれこれ眺めていこう。外形寸法はW150×D160×H86mmで、奥行き160mmはATX電源ユニットとして一般的なサイズ。本体はブラックの筐体をレッドのラインが引き締める堅実なデザインを採用、およそほとんどのケースで違和感なく搭載できそうだ。

ユニークな機能を搭載する「Smart DPS G 750W Gold」だが、サイズは一般的なATX電源と変わりない。外形寸法はW150×D160×H86mmだ
主要ケーブルのみが直結された、セミモジュラータイプのモデル。そのまま裏返すと、天板には各種出力を確認できるスペックシートが貼り付けられている
冷却機構は、140mm径のダブルボールベアリングファンを搭載している
裏面の脱着式コネクタをチェック。各種コネクタは色もソケット形状も違うため、挿し間違えるという心配はない
排気用にメッシュ仕様となっている背面。電源プラグ下には、30％以下の負荷ではファンが回転しない旨の注意書きが貼られていた

フラット仕様のセミモジュラーケーブル

「Smart DPS G 750W Gold」のケーブルは、ATX 24pinとCPU 4+4pinを直結としたセミモジュラー仕様だ。その他のケーブルは着脱式で、PCI-Express補助電源コネクタ6+2pin×4、SATA電源コネクタ×8、ペリフェラル電源コネクタ×3、FDD電源コネクタ×1が用意されている。750W級のシステムをまかなうには十分なコネクタ数であり、まず不足することはないだろう。また、ケーブルはすべてフラットケーブルが採用されており、ケース内の取り回しは容易だ。
　ちなみにそれ以外にUSBヘッダピンへ接続するケーブルが付属しているが、こちらはスマート機能の「SPM」を利用する際に必要となる。

ATX 24pinとCPU 4+4pinは、電源ユニットに直結されている。ケーブルは直結と着脱ともにフラットケーブルを採用、組み込み容易な点は大きなメリットだ
着脱式ケーブルを接続するコネクタ。赤いのがPCI-Express補助電源で、黒がSATAもしくはペリフェラル用だ。ちなみにSATA・ペリフェラルケーブルは3本が付属するため、標準ではコネクタ1個が空くことになる
PCI-Express補助電源コネクタは、6+2pinが4系統。ハイエンドグラフィックスのSLI構成にも給電できる	電源ユニットのデータをPCに転送する、「SPM」用のUSBケーブル。普通の電源として使用するなら不要だが、せっかくスマート電源を買ったなら忘れず接続しておきたい
SATA電源ケーブルは2本が付属、8系統を出力できる	ペリフェラル電源は、ケーブル1本にペリフェラルが3系統とFDD用コネクタが1系統ついている