エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.488
2016.05.11 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
いよいよここからは「Smart DPS G 750W Gold」に火を入れての実働テスト。強力な負荷をかけるために、検証にはGTX 980 Tiカード2枚によるSLI環境を用意した |
ユニークなモニタリング機能は便利でも、もちろん電源ユニットとしての本分も大いに気になるところ。ここからは「Smart DPS G 750W Gold」を組み込んだシステムを動作させ、実働チェックを開始しよう。そしてテストにあたっては、電源ユニットに強力な負荷を与えるべく、MSIのGeForce GTX 980 Tiグラフィックス「GTX 980TI GAMING 6G」を2枚用意し、SLI構成で検証を行うことにした。“スマート電源”がもつ電源ユニット本来の実力はどの程度なのか、早速確かめてみよう。
まず先頭は、定番のストレステスト「OCCT 4.4.1」の「PowerSupplyTest」を実行する。CPUとGPUの両方に最高レベルの負荷をかける過酷なテストにて、フルロード時の挙動をチェックしてみよう。
「OCCT 4.4.1:CPU」による各電圧の変化 | |
「OCCT 4.4.1:CPU」による各電圧の最大 / 最小 / 平均値 | |
「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」実行時の消費電力推移 |
消費電力は600W以上、実に8割もの負荷がかかるテストながら、すべての電圧値において定格を割り込まなかった点は素晴らしい。+12Vは最小値でも12Vフラットで踏み止まったほか、最大値との変動幅はわずか0.125V。ゲーミングシーンはもちろん、オーバークロックによる高負荷時でも安定動作が期待できそうだ。