エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.490
2016.05.23 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
まずは手始めに、大定番のストレステストである「OCCT 4.4.2」の「PowerSupplyTest」を実行する。CPUとGPUの両方に最高レベルの負荷をかける過酷なテストで、フルロード時における「SF600」の挙動をチェックしよう。なお、テストにあたっては「PowerSupplyTest」を30分間動作させて検証を行っている。
「OCCT 4.4.2:CPU」による各電圧の変化 | |
「OCCT 4.4.2:CPU」による各電圧の最大 / 最小 / 平均値 |
テスト中の消費電力は最大298Wで、約50%の強力な負荷がかかった。そしてテストにおける一番の注目ポイントは、当然ながらCPUやグラフィックス、ストレージに電源を供給している+12V。さすが余裕の少ないSFX電源とあって、最大で12Vフラットと定格ちょうどといった状態ながら、平均値は11.999Vとほぼ一貫して12Vに張り付く優秀な出力特性を示してくれた。定格を割り込んだのはほんの一瞬だけ、高負荷でも極めて安定した動作が期待できる。
続いては、「AIDA64 Extreme Edition」が搭載するシステムテスト「System Stability Test」を実行する。最大限の負荷をかけるべく、すべての項目にチェックを入れて検証を行った。テストは先程同様に30分間実行。消費電力は最大272Wだった。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 | |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大 / 最小 / 平均値 |
こちらも「OCCT 4.4.2」と同様、+12Vは最大で定格の12Vフラットに。ただし30分間のテスト中で定格を割り込むシーンは一切なく、一貫して12V出力を維持していた。+5Vと+3Vでもすべて定格以上をキープ、出力が極めて安定していることが分かる。