エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.491
2016.05.25 更新
文:GDM編集部 Tawashi
モデル概要を大まかに掴んだところで、PCケースの詳細から確認していこう。「Define Nano S」は、今年4月に発売されたばかりのMini-ITX専用のミニタワーPCケース。装飾のないフロントパネルは、初代「Premium-Line」で採用される「Define R5」のコンセプトが受け継がれている。
静音性と冷却性を追求した「Define」シリーズのMini-ITX専用モデル「Define Nano S」 |
外形寸法はW203×D400×H330mmで、重量は4.6kg。Mini-ITXサイズのPCケースとしてはやや大型ながら、ドライブベイを排除した大胆な内部デザインにより高い拡張性を実現。フロントパネルや両サイドパネルには高密度遮音素材が貼り付けられ、動作音を内部に閉じ込める構造になっている。
実際に手に取ると、見た目以上に重量感がある左サイドパネル。コツコツ叩くと、反響音から高密度吸音素材の効果が実感できる | |
ボトム部には幅約144mm、長さ約390mmの大型防塵フィルタを装備。前方スライド式のため、設置後でも簡単に着脱できる | 設置面のラバーは直径約22mm。インシュレーターの高さは約13mmだった |
トップパネルにはFractal Design独自の着脱式パネル「ModuVent」を装備。冷却を強化したい場合は、取り外しての運用にも対応するが、静音性を重視した「Sycom Premium-Line H170FD-MINI」では、4つのツメと2つのフックにより密閉されている。
静音性を重視するため「ModuVent」は標準で装着済み | 必要に応じて「ModuVent」を取り外せば冷却ファンが増設可能 |
高密度遮音素材が装着された「ModuVent」裏面。「Define R5」でも採用されたFractal Designオリジナルのギミックだ |
なおPCケースは色違いの「Define Nano S Black」も選択可能。左サイドパネルがアクリル窓仕様の「Define Nano S-Window」もホワイトとブラックの2色から選択できる。(※アクリルサイドパネル仕様は2016年7月発売予定)
中央の大きな丸いボタンはPowerスイッチ、左横の小さなボタンはResetスイッチ。右手にUSB3.0ポート、左手に音声入出力端子(ヘッドホン / マイク)を備える | |
アクリル窓仕様の「Define Nano S-Window」。オプションで追加できる「LED ILLUMINACION」を使えば、PCケース内部を幻想的に照らし出す(※2016年7月発売予定) |