エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.491
2016.05.25 更新
文:GDM編集部 Tawashi
構成パーツのトピックとして、冷却機構にNoctuaブランドを選択。CPUクーラーには、メモリスロットとの干渉を回避したナローヒートシンクデザインのサイドフロー型「NH-U12S」が採用される。
Noctuaらしい工作精度の高いヒートシンクは、銅製受熱ベースと6本構成のヒートパイプ、さらに腐食を防止するニッケルコーティングを施した、アルミニウム放熱フィンを採用する。冷却ファンは120×120×25mmの「NF-F12 PWM」で、回転数300~1,500rpm、最大風量93.4m3/h、最大騒音値22.4dBAというスペックだ。
スリム型ヒートシンクで大型メモリ装着も可能とした「NH-U12S」 |
さらに選択次第では、左右ヒートシンク中央に92mm口径ファンを挟んだ「NH-D9L」、95mm四方のヒートシンクに92mm口径ファンがマウントされた「NH-L9x65」(2016年5月現在)がチョイスできる。
外形寸法W95×D95×H111mm、重量531gの「NH-D9L」。Mini-ITXマザーボードに最適化されたデザイン | 高さ51mmのヒートシンクと厚さ14mmの冷却ファンにより、全高はわずか65mmに抑えた「NH-L9x65」。ロープロファイル規格の基板サイズ64mmに合わせたトップフローモデル |
ケースファンもNoctuaブランドにカスタマイズ。フロントには低速ながらも高い風量を確保した140mm口径ファン「NH-A14ULN」を、リアには排気効率に優れた120mm口径ファン「NH-S12A FLX」をマウント。冷却機構をNoctuaブランドに統一する事で、デザイン面はもちろん、高い冷却性能と静音性能を実現した。
インペラに3本の溝を刻んで乱気流を防ぐ「Flow Acceleration Channel」を採用した「NH-A14ULN」。回転数は650 / 800rpmの2段階(騒音値9.1 / 11.9dB)に調節できる | リアに回転数1,200rpmながら騒音値17.8dBで、排気効率と静音性に優れた「NH-S12A FLX」を備える |