エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.491
2016.05.25 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ゲーミングBTOとは一線を画す「Premium-Line」シリーズだが、標準構成のグラフィックスカードとしてNVIDIA GeForce GTX 960搭載モデルASUS「STRIX-GTX960-DC2OC-4GD5」が選択されている。
パーツショップで定番のグラフィックスカード「STRIX-GTX960-DC2OC-4GD5」。デュアルファン仕様の「DirectCU II」により、リファレンスクーラーに比べ、冷却性能は最高30%、静音性は最高3倍向上させた |
VGAクーラーにはヒートパイプをGPUに密着させた「DirectCU II」を搭載。GPU温度上昇時のみ冷却ファンが動作する「ゼロノイズファン」機能を備えるため、GPUの負荷が少ないWebブラウジングや音楽再生時には、完全無音状態で動作する。よって普段の作業でグラフィックスカード動作音が気になるというシーンは皆無といっていいだろう。
2スロット仕様ながら基板長は215mmと比較的コンパクト。Mini-ITXベースのシステムに使用するグラフィックスカードとして相性はいい |
なお、グラフィックスカードの選択オプションは実に多彩。下はグラフィックスカードなし(オンボードグラフィックス)から、上位はGeForce GTX 980 TiやGeForce GTX TITAN X、さらにはワークステーション向けモデルのQuadroシリーズもチョイスできる。
採用ケース「Define Nano S」は、通気孔仕様のボトム面に2.5 / 3.5インチ共用のシャドウベイを1基。さらに、背面スペースに目を移すと右側面フロントパネル寄りの上部エリアに2.5 / 3.5インチ共用シャドウベイを1基、マザーボードトレイ背面に2基の2.5インチ専用シャドウベイを装備する。
標準構成の3.5インチHDDや2.5インチSSDは、背面スペースに搭載。熟練の技が光るケーブルマネジメント術にも注目 |
標準構成では、背面スペースに東芝製の「DT01ACA050」(500GB / SATA3.0 / 7,200rpm / 32MB)がマウントされているが、今回借り受けたサンプル機では、Western Digital製「WD10EZRX」(1TB / SATA3.0 / 64MB)を実装。さらにマザーボードトレイ背面にはCrucial製「CT250MX200SSD1」(250GB / SATA3.0)も搭載されていた。
ストレージの固定はケース付属の専用トレイを利用。どちらもハンドスクリュー1本で固定する仕組み |
HDDのカスタマイズメニューには、東芝、HITACHI、Seagate、Western Digitalの選択肢が用意され、500GB~2TBの中から選択できる。もちろんSSDの選択も可能で、CFD、Crucial、Intel、PLEXTOR、SanDiskの5ブランドから自作市場で人気の高いモデルが豊富にラインナップ。計23種類の中からチョイスできる。(2015年5月現在)
「Sycom Premium-Line H170FD-MINI」をより際立たせるオプションアイテムに、リボン状LEDのドレスアップアイテム「LED ILLUMINACION」が用意されている。PCケース内部を幻想的に照らしだすライトアップアクセサリーで、付属のリモコンを使えば発光色・発光パターンを自在に操ることができる。PCケースに左サイドパネルがアクリル窓仕様の「Define Nano S-Window」を選択する場合、合わせて導入したい。
付属のリモコンにより16種類の発光色や7つの発光パターンを手元で操作。もちろん消灯も選べる |