エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.492
2016.05.28 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
スペック表により概要を確認したところで、編集部に届けられた評価サンプルをパッケージから取り出し、検証を開始しよう。ちなみに外装パッケージはW286×D570×H597mm、総重量約10.6kgとされている。対応フォームファクタはATX(最大)なので、ミドルタワーにカテゴライズされるはずだが、ボディは中~大型サイズ。さらにAntecブランドの静音PCケースとあって、重量もある。店頭持ち帰りを目論むなら、無理せずカートを用意しておこう。
外観上フルタワーPCケースにも見える「P9」。比較的スリムな横幅に比べ、明らかに上背がある |
スチール製シャーシに固定されたフロントパネルはABS樹脂製。フラットなデザインを採用し、近頃では珍しく、5.25インチオープンベイのブランクベゼルが3段分備えられている。その下には長方形のフタがあり、通気孔の類いは見当たらない。
フロントパネル同様、ABS樹脂製のトップパネルは、全体の約7割程度を占めるメッシュパネルと、スイッチ&フロントアクセスポート類がレイアウトされている。金属パーツのメッシュ部は、トップ面に冷却ファンを増設した際の通気孔の役割を担う。なお前方左右にはプッシュラッチが内蔵されており、ワンタッチで着脱ができる仕組み。
大部分をメッシュパネルに覆われたトップ面。前方左右に内蔵されたプッシュラッチによりシャーシ部に固定。なお後方は2つのツメで引っ掛けられているのみ | |
トップパネルはユニット全体が取り外し可能。左右4本のピンで固定されている。なおフロントポート部からケーブルが伸びているため、力任せに引き剥がすとケーブル断線の可能性があるので注意しよう |