奥行き140mmのショートサイズ電源「GXII ver.2 650W」

ミリタリー風なデザインのスチール製ボディを採用する、「GXII ver.2 650W」の外形寸法はW150×D140×H86mm。コンパクトサイズで人気となった「V Semi-Modular」シリーズと同様、奥行き140mmのショート設計だ。ボディはハニカムメッシュ仕様になっており、搭載する120mm口径ファンが電源を冷却しつつ、ケース内のホットエアを外部に導く構造になっている。なお、冷却ファンは負荷50％まで700pmの低回転で動作し、それ以降徐々に回転数を上げていく仕様だ。

今回のレビューで検証に使用する、国内向け最大容量の650Wモデル「GXII ver.2 650W」。外形寸法は全モデル共通でW150×D140×H86mmだ
奥行き140mmに切り詰められたショートサイズ設計は、従来のシリーズ同様。なお、トップとリアはメッシュ仕様になっている
電源ユニットの冷却を担う、120mm口径の静音ファン。回転数は負荷50％までは700rpmに固定、その後最大の2,000rpm前後まで負荷に応じて回転数を上げる仕組みになっている
「GXII ver.2 650W」を底面から観察。ケーブルタイプはシンプルなユニット直結式だ
	底面には出力表などのスペックシートが貼られている。電源認証は80PLUS BRONZE、+12Vは52Aのシングルレーン設計だ

直結式のフルフラットケーブル

ユニット直結式を採用する「GXII ver.2 650W」のケーブル仕様。各種ケーブルが過不足なく取り揃えられ、マルチGPUにも対応する

続いては、「GXII ver.2 650W」のユニットに直結されたケーブル各種をチェックしよう。コネクタは、ATX（20+4pin）×1、EPS（4+4pin）×1、PCI-Express（6+2pin）×4、SATA×8、4pinペリフェラル×6、FDD×1という構成。マルチGPU構築を可能にする4系統のPCI-Express補助電源や8系統のSATAコネクタなど、ミドルレンジ級のマシンには十分な数が揃えられている。また、ケーブルはすべてがフラット仕様なため、ケース内の取り回しに苦労する心配は無用だ。

ATX電源ケーブルは長さが550mmで、コネクタは分離・合体できる20+4pin仕様	EPS / ATX12Vの8pin（4+4）ケーブル。長さは600mmだ
ケース本で合計4系統を出力できる、PCI-Express（6+2pin）コネクタ。ケーブル長は一方が620mmで、もう片方は720mmになっている	すべてのケーブルは、取り回し容易なフラットケーブルが採用されている
ケーブル2本で8系統を供給できるSATA電源コネクタ。ケーブル長はそれぞれ760mmだ
ケーブル2本で6系統を備える、4pinペリフェラルコネクタ。内1本の先端にはFDDコネクタが付属している	パッケージには、固定用ネジの他にAC電源ケーブルが付属している