エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.493
2016.06.18 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
続いては、「AIDA64 Extreme Edition」が標準で搭載している「System Stability Test」を実行。すべての項目にチェックを入れて最大限の負荷をかけ、30分間動作させて挙動をチェックしてみることにした。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 | |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大 / 最小 / 平均値 |
最大消費電力は293Wと、こちらも最大で50%近くの負荷がかかるテストになった。そして気になる結果は、+12Vに関しては「OCCT 4.4.2」とまったく同じ数値に。こうしたブレの少ない安定した出力特性こそ、電源ユニットにとって最も大事な要素と言える。
次に計測を行ったのは、大定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」だ。4K環境を想定した強力な負荷をかけるべく、プリセット設定は「Fire Strike Ultra」を選択。Loopモードで30分間動作させた際の状況をチェックしてみよう。なお、テスト中の最大消費電力は276Wだった。
「3DMark:Fire Strike」による各電圧の変化 | |
「3DMark:Fire Strike」による各電圧の最大 / 最小 / 平均値 |
最重要の+12Vの結果を確認すると、最小値でも定格の12Vフラットに収まる安定した動作を示してくれた。最大・平均値の差も0.064Vと少なく、ほぼ一貫して最大出力付近に張り付いていることは、グラフからも確認できる。4Kゲーミングの強力な負荷がかかっても、常に定格以上の出力を維持してくれるだろう。