エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.494
2016.06.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
Intelの公称スペックによると、Braswell Refreshがサポートするメモリは電圧1.35VのDDR3Lで、最大容量は8GBまで。一方ASRock製マザーボードは、前述の通りすべての製品で電圧1.5VのDDR3に対応し、最大容量も定格の2倍となる16GBまで増設できるとしている。そこで、今回はDDR3L-1600MHz 4GB×2のメモリに加え、DDR3-1600MHz 8GB×2のメモリを用意し、その挙動を確認してみることにした。
Braswell Refreshが正式サポートするDDR3L 8GBはもちろん、ASRockが独自に対応するDDR3 16GB構成でも動作に問題なし。帯域幅やレイテンシにも違いはなく、まったく同様に利用できる。近頃の省電力向けモデルは、DDR3Lのみ対応するものが増えているが、ASRockのBraswell Refreshマザーボードなら、DDR3メモリをそのまま使い回すことができる。ちなみに「J3160DC-ITX」では正式対応が謳われていない1333MHz駆動のメモリを装着したところ、こちらも1600MHzで認識。筆者の環境では特に問題なかったが、オーバークロック状態となるため、実際に使用する際には自己責任となる点には注意が必要だ。
1.5V駆動のDDR3-1333MHzメモリ、Samsung「M471B5773DH0-CH9」。モジュールあたりの容量は2GB | |
1066MHz(533MHz×2) / 1.5Vのプロファイルが登録されているため、こちらが使用されると思っていたが、実際には1600MHzで動作した |