現行ほぼすべてのドライブを搭載できる豪華なストレージポート

ストレージはSATA3.0（6Gbps）×10、SATA Express×1に加え、最大32Gbpsの高速伝送に対応するPCI-Express3.0（x4）接続の「Turbo M.2」と「Turbo U.2」を標準装備。もちろんNVMe規格にも対応しており、多くのディスクI/Oが同時に発生するアプリケーションでは、従来のSATA / AHCI環境を遥かに超えるパフォーマンスを発揮する。

PCI-Express3.0（x4）接続に対応するM.2スロット「Turbo M.2」。コネクタ部には信号の安定化も期待できるメタルシールド「Steel Armor」を搭載
Intel SSD 750シリーズなど、2.5インチのNVMe SSDを接続できる「Turbo U.2」。こちらも帯域幅は最大32Gbps
「Turbo M.2」、「Turbo U.2」の他、SATA3.0（6Gbps）×10、SATA Express×1（SATA3.0×2兼用）を備え、現行ほぼすべてのストレージを網羅する

耐久性4倍。重量級グラフィックスカードも余裕な「Steel Armor」スロット

拡張スロットは、PCI-Express3.0（x16）×5、PCI-Express2.0（x1）×1。レーン分割は搭載するCPUのPCI-Express3.0レーン数によって異なるが、マルチグラフィックスは最大で4-Way（x8 / x8 / x0 / x16 / x8またはx8 / x8 / x8 / x8 / x4）までのNVIDIA SLI / AMD CrossFire Xに対応する。またPCI-Express3.0（x16）には、耐久性を4倍に引き上げた「Steel Armor」スロットを採用し、重量級のグラフィックスカードを安全かつ確実に保持することができる。

拡張スロットはPCI-Express3.0（x16）×5、PCI-Express2.0（x1）×1の計5本
搭載するCPUによってレーンの分割構成は異なるが、4-Wayまでのマルチグラフィックスに対応
PCI-Express3.0（x16）スロットは、すべて「Steel Armor」と呼ばれるメタルシールドで保護されている
大型グラフィックスカード装着時でも容易に着脱できるよう押し込み式のラッチ機構を備える	マルチグラフィックス時の使用ポートはシルク印刷で確認できる
	PCI-Expressスロットへの電源供給を補助する4pinペリフェラルコネクタ

メイン基板から独立した高音質オーディオ回路「Audio Boost 3」

サウンドへの要求が厳しいゲーミングモデルということで、「X99A XPOWER GAMING TITANIUM」ではメイン基板から独立したオーディオ回路「Audio Boost 3」を搭載する。オーディオチップは音質に定評のあるRealtek「ALC1150」で、日本ケミコン製の音響コンデンサや、ヘッドホン用のデュアルアンプを標準装備。さらに劣化の少ない金メッキオーディオジャックや、高品位のEMIノイズシールドを採用することで音質を高めている。

バックパネルカバーと一体化されたEMIノイズシールドで保護されたオーディオ回路「Audio Boost 3」
基板裏面を確認するとLEDラインにより、メイン基板から分離されているのが確認できる
オーディオコントローラはRealtek「ALC1150」	オーディオ回路にはすべて日本ケミコン製音響コンデンサを採用
ヘッドホン用オペアンプTI「OP1652」は2基搭載	メイン基板とオーディオ回路を分離するラインも起動時には白色に発光する