エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.495
2016.07.05 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは基板上にある「GAME BOOST Knob」を使ったオーバークロックに挑戦する |
続いてノブを回すだけでチューニングができる「GAME BOOST Knob」によるオーバークロックに挑戦していこう。ノブは標準「Gear 0」の他、「Gear 1」「Gear 2」「Gear 4」「Gear 6」「Gear 8」「Gear 10」「Gear 11」の7段階のプリセットが用意され、CPUの耐性さえ十分ならCore i7-6950Xでも4.5GHzまで動作クロックを引き上げることができる。
今回の検証では、Windowsの起動はすべてのプリセットで問題なし。ただし「CINEBENCH R15」のベンチマークテストをクリアしたのは「Gear 8」の4.30GHzまで。CPUの温度もマルチコア実行中は85℃まで上昇しており、高負荷が長時間続くような処理を行う場合には、冷却に注意を払う必要がある。とは言え、ノブを回すだけで定格の約1.3倍までチューニングができる「X99A XPOWER GAMING TITANIUM」のオーバークロック耐性は非常に高いと結論づけていいだろう。