エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.496
2016.07.07 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
いざ気になる内部観察のためにカードを分解。まずは存在感抜群な大型クーラー「WINDFORCE 3X」にフォーカス、細部まで仕様を確認してみよう |
「GTX 1080 G1 GAMING」が搭載するオリジナルクーラー「WINDFORCE 3X」には、特殊なヒートシンクやそれを繋ぐヒートパイプ、熱を吹き飛ばす冷却ファンと、いずれも凝った設計が用いられている。
ヒートシンクにはアルミニウム製放熱フィンに、従来から29%放熱性能を向上させた複合構造の純銅製「コンポジットヒートパイプ」3本が貫通、さらにパイプが直接GPUコアに接触する「ヒートパイプダイレクトタッチ方式」で熱を吸い上げる仕組みだ。
そのほか、搭載する3基の92mmファンも形状に一工夫。ブレード表面に3Dのストライプ曲線を刻んだ「Unique Blade Fan Design」という、文字通りユニークなデザインが採用されている。これはより効率的にエアを取り入れるための形状で、従来からエアフローを23%以上も向上させることに成功した。
また、セミファンレス機能「3D Active Fan」に対応しており、初期設定では低負荷時にファンを停止させる仕様。この機能は専用ユーティリティでオフにすることもできるため、信頼性を重視するユーザーも安心だ。
ストライプ曲線のブレードを採用した、「Unique Blade Fan Design」の92mmファンを3基搭載。従来より効率的なエアの取り込みが可能になり、エアフローが大幅に向上した | |
プラスチック製のクーラーカバーにマウントされた、3基の冷却ファン。それぞれ個別に基板上に接続されている |