精密OCからLED制御まで。カードのすべてにアクセスできる「XTREME Engine」

最新GPUの登場に合わせて、GIGABYTEは新たなグラフィックスカードの制御ツールとして「XTREME Engine」をリリースした。従来の「OC GURU II」に代わる総合ユーティリティで、同社製のゲーミングモデル「G1 GAMING」シリーズと「XTREME GAMING」シリーズに対応している。

「XTREME Engine」では、クロックオフセットや電圧設定などによる手動のオーバークロックのほか、「OCモード」「GAMINGモード」「ECOモード」の3パターンから動作モードを選択できる簡易チューニング機能を搭載。搭載ファンの動作モードやアルゴリズムも設定可能なほか、LEDライティング「16.8M Customizable Color Lighting」の設定画面も合体している。カードに関するあらゆる設定内容が網羅されており、このユーティリティをインストールして初めてカードのポテンシャルがフルに発揮できると言っても過言ではないだろう。

GIGABYTEが従来の「OC GURU II」に続く総合ユーティリティとしてデビューさせた、最新の「XTREME Engine」。トップ画面は動作クロックや電圧の個別設定が可能な手動OC画面になっている
	「XTREME Engine」は、GIGABYTEの「G1 GAMING」シリーズおよび「XTREME GAMING」シリーズ向けの専用ツール。起動時に認識したカードを選択することで設定画面に進むことができる
従来同様に3パターンの簡易チューニングに対応。ワンクリックで動作クロックを切り替えることができる機能で、初期設定では真ん中の「GAMINGモード」で起動する
モード選択以外にも、複数の設定を搭載。クロック変動のパターンをカスタマイズすることもできる	搭載ファンの動作モードは、通常の「AUTO」以外に「TURBO」と「SILENT」が選択できる。回転数を指定したり、クロック同様に動作パターンも設定可能だ
LEDライティング機能の設定画面。発光カラーや輝度をバーで選択、発光パターンを複数の設定から選択できる。SLI構成時には、それぞれ個別の設定も可能なようだ