エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.496
2016.07.07 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
さていよいよここからは、実際に「GTX 1080 G1 GAMING」をPCに組込み、各種ベンチマークテストを使用した動作チェックを行っていく。テストにあたっては、先ほどの「XTREME Engine」で選択できる「ECOモード」「GAMINGモード」「OCモード」の簡易チューニング機能を利用。それぞれのモードで計測を行った。
なお公称の動作クロックは、「ECOモード」がコア1,607MHz / ブースト1,746MHz、「GAMINGモード」がコア1,695MHz / ブースト1,835MHz、「OCモード」がコア1,721MHz / ブースト1,860MHz。「ECOモード」がリファレンスに最も近く、比較対象としてもちょうどいい動作モードと言えそうだ。
まず先頭は、定番の3Dベンチマークテスト「3DMark」を使用した検証から始めよう。テストにあたってはハイエンド向けの「Fire Strike“Extreme”」に加えて、4Kゲーミングを想定した最高負荷の「Fire Strike“Ultra”」を選択して計測を行った。
Fire Strike“Extreme” | |
Fire Strike“Ultra” |
「3DMark」は動作クロックの違いがスコアに出やすいテストのため、それぞれのモードを比較すると、順当に階段状にスコアが上がっている。特に「OCモード」と「ECOモード」では140MHzほど動作クロックが開いていることもあり、約6%のスコア差がついた。「ECOモード」の実質的なクロックはリファレンスを上回っているため、「Founder’s Edition」とはさらに大きな実力差があるハズだ。