エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.497
2016.07.11 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次に、同じく3Dベンチマークテスト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用した計測を進めていこう。テスト設定は、DirectX 9ベースの“Basic”と、DirectX 11に対応する“Extreme”の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” |
「OCモード」と「サイレントモード」を比較すると、違いは約3%と「3DMark」に比べるとチューニングの効果はやや低め。とは言え、Average FPSは“Extreme”で4fps、“Basic”では7fpsと確実にその効果はある。また「GTX 980」との比較では、APIにDirectX 11を使用する“Extreme”では約6割と優位さをみせる一方、DirectX 9を使用する“Basic”では約10%とその差はわずか。オールドゲームではGeForce GTX 1080の性能を最大限に発揮できないことがある点は覚えておく必要がある。
ここからは実際のゲームプレイやゲームタイトルによるパフォーマンス検証に移ることにしよう。まずは、FPSの定番タイトル「バトルフィールド4」から。テストでは「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでのフレームレートを「Fraps」にて計測。描画設定は“最高品質”を選択している。
バトルフィールド4(fps) |
「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」では最低でも120fps、平均では約160fpsを計測するなどまだまだ性能に余裕がある印象。より高解像度な環境でもなめらかにゲームを楽しむことができる。また「GTX 980」との比較では約4割の差がついており、実際のゲーム環境でもその差が大きいことがわかる。
続いて「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」のスコアを確認していこう。APIは当然ながら「DirectX 11」で、描画品質は“最高品質”、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットで計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク |
「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」を使えば、フルHD(1,920×1,080ドット)やWQHD(2,560×1,440ドット)はもちろん、4K(3,840×2,160ドット)でも“とても快適”以上を獲得するなど、パフォーマンスは上々。「GTX 980」との比較でも、フルHDで約2割、4Kでは約7割と高解像度環境では特に優位なスコアを叩きだしている。