CPUクーラーメンテナンスホール

マザーボードの裏面から、CPUクーラーメンテナンスホール（カットアウト）をチェックしてみよう。カットサイズは実測でおよそ縦155mm×横145mmといったところ。搭載検証用CPUクーラーのバックプレートは全体が露出しており、マザーボードを外す事なくCPUクーラーの換装やメンテナンスができる。

開口部も十分なCPUクーラーメンテナンスホール。使用頻度は低いものの、あると便利な装備も事前にチェックしておこう

グラフィックスカードを搭載してみる

次に用意したのはグラフィックスカードだ。「303」は一般的な装備となるフロントパネル裏側のHDDケージが無く、拡張カードの有効スペースはPCケース幅いっぱいに活用できる。公称値は最大350mmで、現在市場に流通するハイエンド系グラフィックスカードの全てが搭載できるだろう。延長線上に妨げるような装備は一切ない。

搭載テストには以前検証を行ったGIGABYTE「GV-N960G1 GAMING-4GD」を用意。奥行き298mmで、もちろん公称有効スペース内に収まっている
	付属の「グラフィックスカードホルダー」は、長モノ重量級グラフィックスカードの末端を支える役割を果たす。ホルダーはマザーボードトレイ背面から、2本のネジで固定する

ストレージを搭載してみる

おさらいすると、「303」のストレージ収納力は、マザーボード搭載エリアに2.5インチSSDが2台、マザーボードトレイ背面エリアに2.5インチSSDまたは3.5インチHDDが2台だ。いずれもハンドスクリュー1本で固定された専用トレイに、SSDまたはHDDの底面でネジ留めする。マウント方法はシンプルで、凝った仕掛けはない。

	ツールフリー機構などは無く、ドライブは底面4つの穴を利用してのシンプルなネジ留め式。専用トレイの取り外しがきくため、狭い場所で作業する必要がなく、簡単にマウントできる
マザーボードエリアにある2.5インチSSD搭載スペースは、3箇所が利用可能。専用トレイを移動すれば、縦に2列または横に2列でSSDを固定できる
マザーボードトレイ背面エリアに3.5インチHDDと2.5インチSSDを各1台マウント。裏配線スペースが約23mmあるため、右サイドパネルに干渉する事はない