エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.501
2016.07.27 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて、Palit自慢のオリジナルクーラーの冷却性能を確認していこう。検証は「Fire Strike“Ultra”」プリセットを10分間ループさせた際の最大値を高負荷時、10分間何もせず放置した際の最低値をアイドル時に設定。温度とファンの回転数計測には「GPU-Z」を使用した。
ファン回転数計測(rpm) | |
GPU温度計測(℃) |
アイドル時の回転数はもちろん0rpm、温度も43℃で安定しており、ファンレス動作でも十分に冷却されている。また高負荷時でもGPU温度は70℃前後、ファンの回転数も40%前後となる1,000rpmまでしか上がらず、かなり余力を残している状態。ちなみにファンのノイズは、高負荷時でもCPUクーラーよりも低く、VGAクーラーの騒音が気になることはなかった。
ベンチマークのラストは消費電力を確認しておこう。こちらも測定は「Fire Strike“Ultra”」を10分間ループさせた際の最大値を高負荷時、10分間何もせず放置した際の最低値をアイドル時に設定。“Wattup Pro”を使用して消費電力を計測している。
消費電力計測(W) |
優れたワットパフォーマンスがウリのPascalアーキテクチャ。メインストリーム向けでは最高峰のシステムながら、フルロード時でも300W前半に収まる良好な結果。Skylakeをベースにしたシングルシステムなら600W前後、2-Wayのマルチグラフィックスでも800Wクラスの電源ユニットを用意してやれば、最高の効率で運用することができるだろう。