エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.506
2016.08.12 更新
文:GDM編集部 Tawashi
評価機に搭載されていたのは、ASRock「X99 Taichi」。さまざまな用途での運用を想定した“オールランダー”モデルとして登場。税抜2万円台という圧倒的なコストパフォーマンスをウリに、いま最も注目を集めているIntel X99マザーボードだ |
標準構成で採用されるマザーボードは、ASRockのミドルレンジ「X99 Extreme4」。「アルミニウム合金製ヒートシンク」や、2オンス銅箔層を備えた「サファイアブラックPCB」により、各所から発生する熱を効率的に冷却。さらに飽和電流を90%に引き上げた耐熱仕様の「プレミアム合金チョークコイル」と、業界最長を謳う寿命12,000時間(周辺温度105℃)の「12Kプラチナコンデンサ」を採用し、耐久性を大幅に高めている。
また、ほぼ同額で変更できるのが、今回の評価機にも採用されているASRock「X99 Taichi」だ。「COMPUTEX TAIPEI 2016」でお披露目された話題のマザーボードで、現行必要とされる機能はほぼすべて網羅。価格を抑えた、まさに今が旬の1枚だ。
標準構成で採用されるASRock「X99 Extreme4」。価格差はわずかなため、特に理由がなければ「X99 Taichi」への換装をオススメしたい |
なお、前出の2製品に加え、ASUS「X99-A II」「STRIX-X99-GAMING」、MSI「X99A GAMING 7」「X99A GAMING PRO CARBON」も選択できる。多彩な選択肢は、サイコムBTOの特徴でもある。(※選択パーツは2016年8月現在)
ASUS「X99-A II」 | ASUS「STRIX-X99-GAMING」 |
MSI「X99A GAMING 7」 | MSI「X99A GAMING PRO CARBON」 |
Broadwell-Eプラットフォームの「G-Master Hydro-X99 II」では、クアッドチャンネル対応のDDR4メモリを最大で8枚まで搭載することができる。標準構成こそ4GB×2枚と控えめながら、最大で16GB×8枚の128GBも可能。よりメモリ容量を必要とするならば、積極的にカスタマイズしたいところだ。
搭載されるのはサイコムのシールが貼り付けられたDDR4-2133 / 2400対応メモリ。基板は6層でメジャーチップを採用。カスタマイズ項目にはメモリ無し(手持ち資産を活用)も選択できる |
電源ユニットには、秋葉原でも人気のCooler Master「V750 Semi-Modular」を標準装備。セミモジュラー式で、奥行き140mmのコンパクトボディが特徴 |
標準構成で搭載される電源ユニットは、Cooler Master「V750 Semi-Modular」(80PLUS GOLD/750W)。最も高効率な50%負荷時は、ファンが600~800rpm程度で回転するように設計されているため、常用レベルで非常に静かな電源ユニットといえる。
こちらもオプションで好みの製品が選択可能。カスタマイズ可能なメーカーはAntec、Cooler Master、CORSAIR、ENERMAX、Fractal Design、Seasonic、SilverStone、オウルテック。80PLUS SILVERから80PLUS PLATINUMまで全22モデルを揃える。(※選択パーツは2016年8月現在)