エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.506
2016.08.12 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ここからは評価機を実際に動作させ、各種ベンチマークテストによりパフォーマンスや冷却能力を検証していく。なお、本稿の冒頭でも触れたとおり、評価機は標準構成をベースにグラフィックスカードがGeForce GTX 1070から、GeForce GTX 1080にアップグレードされている。
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」を使いCore i7-6800Kの実力を確認しておこう。
CINEBENCH R15(cb) |
結果を見ると、6コア12スレッドCPU Core i7-6800Kの性能がしっかりと表れた。シングルコアの数値は156、マルチコアの数値は1,101を記録し、Hyper-Threadingによる12スレッドの効果も確認できた。標準搭載されるCPUは、PCゲーム用はもちろん様々なシーンにおいても十分なパフォーマンスを発揮してくれる。
次に「CrystalDiskMark 5.0.2」を使い、Samsung「SM951-NVMe」シリーズの256GB「MZVPV256HDGL」のデータサイズによるパフォーマンスを確認していく。データサイズは50MiB~8GiBまで、4つのプリセットで測定を行っている。
【50MiB】 | 【1GiB】 |
【4GiB】 | 【8GiB】 |
シーケンシャルアクセスは読込最高2,249MB/sec、書込1,263MB/secで、いずれも公称値を上回るスコア。特に読込は32GbpsというPCI-Express3.0(x4)の広大な帯域幅のメリットが、最大限に発揮された結果と言える。
またランダムアクセスを確認すると、4Kは読込最高49.28MB/sec、書込最高212.1MB/sec、4K QD32T1は読込最高639.6MB/sec、書込最高414.8MB/secでこちらも優秀。NVMe対応M.2 SSDの導入は是非ともオススメしたいカスタマイズだ。