いざ「GTX 1060 G1 Gaming」のパフォーマンスを検証

Core i7-6700K+16GBメモリのシステムに「GTX 1060 G1 Gaming」を組込み、動作検証を行う。なおマザーボードには、同じGIGABYTE「G1 Gaming」シリーズのIntel Z170マザー「Z170X-Ultra Gaming」を使用している

さてここからは、いよいよ「GTX 1060 G1 Gaming」をPCに組込み、各種ベンチマークテストを用いた動作検証を行っていく。テストにあたっては、GIGABYTEが提供する専用ユーティリティ「XTREME Engine」による簡易チューニング機能を使用。「ECOモード」「GAMINGモード」「OCモード」の3パターンで計測を行った。
　なお公称では、動作クロックが「ECOモード」でコア1,506MHz / ブースト1,721MHz、「GAMINGモード」でコア1,594MHz / ブースト1,809MHz、「OCモード」ではコア1,620MHz / ブースト1,847MHzで動作するとされている。いずれもリファレンスクロックを標準で上回る仕様、実際のテストでも高スコアが期待できる。

専用ユーティリティ「XTREME Engine」を使用して、ワンタッチの簡易チューニングを実行。ユーザー側で設定しなくとも、お手軽に動作モードを切り替えることができる
最も動作クロックが抑えられた、省電力志向の「ECOモード」。公称ではコア1,506MHz / ブースト1,721MHzだが、実際には「GPU Boost」により最大1,885MHzで動作していた
初期状態では「GAMINGモード」にセットされている。こちらも公称クロックはコア1,594MHz / ブースト1,809MHzだが、高負荷時には最大1,987MHzまでクロックが上昇していた
最もパフォーマンスが期待できる「OCモード」は、同じく「GPU Boost」の働きにより最大1,999MHzまでクロックが伸びている
なお「XTREME Engine」ではマルチカラーイルミネーションの設定も可能。カラーパレットから発光色を選択、発光パターンやON / OFFを任意で切り替えることができる