エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.507
2016.08.15 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
まず最初は、3Dベンチマークテストの大定番「3DMark」による計測から始めよう。「GTX 1060 G1 Gaming」はミドルレンジGPUであることから、計測環境は「Fire Strike」と「Fire Strike“Extreme”」を選択。さらにDirectX 12に対応する最新テスト「Time Spy」を実行し、そのパフォーマンスを検証することにした。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” | |
Time Spy |
動作クロックの差が素直にスコアに現れるテストとあって、「ECOモード」から「OCモード」までキレイに階段上に数字が伸びていく結果になった。クロック差は100MHz程度ながら、すべての項目において「OCモード」では3%以上スコアが向上している。また、高性能PC向けを謳う「Time Spy」では、計測解像度が2.5Kにも関わらず、フレームレートも30FPS近くを計測していた。DirectX 12環境における動作を想定した場合も、PascalアーキテクチャのGTX 1060は十分な挙動が期待できそうだ。
次にテストを行ったのは、同じく3Dベンチマーク「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」だ。テスト設定はDirectX 9ベースの“Basic”と、DirectX 11に対応する“Extreme”の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
負荷の低い“Basic”においてはいずれも圧倒的なスコアをマークしているということもあり、ほぼ誤差の範囲に留まった。ただし高負荷な“Extreme”においては、クロック上昇に伴いスコアも向上。ただし「3DMark」との比較では、だいぶおとなしめなスコア変動となった。