エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.509
2016.08.27 更新
文:GDM編集部 池西 樹
まずは3Dベンチマークテストの定番「3DMark」のスコアから確認していこう。プリセットはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」の他、「Fire Strike“Ultra”」「Fire Strike“Extreme”」「Fire Strike」の計4種類を選択している。
Time Spy | |
Fire Strike“Ultra” | |
Fire Strike“Extreme” | |
Fire Strike |
4K解像度の「Fire Strike“Ultra”」では、Graphics testは3,000以下。フレームレートも10FPS前半までしか上がらず少々厳しい印象。しかし、「Time Spy」や「Fire Strike“Extreme”」では大幅にスコアを伸ばし、フレームレートも20FPS後半から30FPS台を計測。AMDが謳うWQHD(2,560×1,440ドット)までなら、比較的高画質な設定でゲームを楽しむことができるだろう。また「Ultra」と「Silent」の比較では、実クロック(約4%)以上となる6%の差がついている点もポイント。これは「Ultra」では、コア電圧のカツ入れにより高クロック状態が維持されるのに対して、「Silent」ではコア電圧が低めのため、動作クロックのブレが大きかったのが原因だと思われる。
次に、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークテスト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」の計測を進めていこう。テストは、DirectX 11に対応する“Extreme”にて行い、解像度は2,560×1,440ドットと1,920×1,080ドットの2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0:2,560×1,440ドット | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0:1,920×1,080ドット |
Average FPSは、フルHD(1,920×1,080ドット)で50FPS、WQHD(2,560×1,440ドット)でも30FPSを超える良好なスコア。また「Ultra」と「Silent」では解像度に関係なく約3%の差がついており、リファレンスモデルとの比較であればさらに差が広がるはずだ。