エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.512
2016.09.09 更新
文:GDM編集部 池西 樹
メモリスロットはチップセットの仕様のため、デュアルチャネル対応のDDR4×2本。上位モデルの半分に制限されるが、1枚あたり16GB、最大32GBまで増設でき、一般的な用途なら不足することはないだろう。またメモリ回路自体を独立し、周辺コンポーネントからの信号干渉を防ぐ配線設計「DDR4 Boost」により安定性を高めている。
メモリスロットはDDR4×2本。配線にはユニークな基板パターンが印象的な「DDR4 Boost」を採用する | |
メモリスロット脇に配置されたメモリ用電源回路 | |
「Click BIOS 5」には800MHz~2133MHzまで11段階のメモリプロファイルが用意されていた |
ストレージはSATA3.0(6Gbps)×4の他、NVMe対応のM.2スロットを搭載。接続インターフェイスはPCI-Express2.0(x4)のため帯域幅は20Gbpsに制限されるが、RAID機能を搭載しないIntel H110チップでは、高速なM.2スロットの存在は大きなアピールポイントになる。
PCI-Express3.0(x16)とPCI-Express2.0(x1)の間に装備されるM.2スロット。フォームファクタは2242 / 2260 / 2280に対応 | |
SATA3.0ポートは、SATA_1 / SATA_2が水平、SATA_3 / SATA_4が垂直に搭載 | |
M.2スロットにSATA3.0(6Gbps)SSDを搭載したところ。SATA_4と兼用していることが確認できた |
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x1)×2の計3本。またグラフィックスカードを搭載するPCI-Express3.0(x16)には、金属補強とハンダ接点の増強により、耐久性を約4倍に向上させた「Steel Armor」を採用。重量級のハイエンドグラフィックスカードを安全に搭載することができる。
PCI-Express3.0(x16)とPCI-Express2.0(x16)の間は1スロット分の空きがあり、標準的な2スロットグラフィックスカードなら干渉することなく使用できる | |
グラフィックスカードを搭載するPCI-Express3.0(x16)スロットには、スロット強度を大幅に向上させた「Steel Armor」を採用する |