LEDラインでメイン基板から分離された「Audio Boost」

エントリークラスとは言え、ゲーミングモデルを標榜する「H110 GRENADE」。オーディオ回路にはデジタルノイズの混入を防ぐため、メイン基板から分離した「Audio Boost」を採用する。またコンデンサには音響向けの高音質品を採用することで、ノイズの少ないピュアなサウンドを再生することができる。

LEDラインにてメイン基板から分離されたオーディオ回路「Audio Boost」。LEDラインは起動中は赤色に発光する

オーディオコントローラは7.1ch対応のRealtek「ALC887」で、日本製音響コンデンサを採用する

リバーシブルコネクタUSB Type-Cを標準装備

バックパネルインターフェイスは、USB3.1 Gen.1（5Gbps）×2（Type-C / Type-A）、USB2.0×4、PS/2×1、オーディオ端子×3、ギガビットLAN×1を搭載。またディスプレイ出力はHDMI×1、DVI-D×1、D-Sub×1の3系統を備え、オンボードグラフィックスによるデュアルディスプレイに対応する。

最新インターフェイスUSB Type-Cコネクタを搭載。なお規格はUSB3.1 Gen.1のため転送速度は最大5Gbps

搭載チップやコネクタを総チェック

画像セッションの締めくくりとして、基板上に実装されたパーツやICチップ、コネクタなどをまとめてチェックしておこう。

ネットワークコントローラはCPUの負荷が少なく、スループットが高いIntel「I219V」
I/OコントローラNuvoton「NCT6793D-M」	RS-232ドライバ / レシーバTi「GD75232」
HDMI / DVIレベルシフターNXP「PTN3360DBS」	DAコンバーターNXP「IT6515FN」
「EZ DEBUG LED」では、CPU、メモリ、グラフィックス、ブートの4種類の状態を確認できるため、PCに障害が発生した場合でも簡単に原因を特定できる