エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.512
2016.09.09 更新
文:GDM編集部 池西 樹
PCI-Express3.0(x4)接続のM.2 SSD「SM951-NVMe」を使い、帯域幅の影響を確認する |
Skylake対応の上位マザーボードでは、PCI-Express3.0(x4)で接続されることが多いM.2スロット。しかし「H110 GRENADE」では、チップセットの制限のためインターフェイスはPCI-Express2.0(x4)、帯域幅は20Gbpsになる。この帯域幅の違いがどの程度性能に影響するのか確認していこう。検証にはNVMe対応のM.2 SSD Samsung「SM951-NVMe」(256GB)を使い、CPUはCore i7-6700とCeleron G3900Tの2種類で計測を行った。
帯域幅制限のため、シーケンシャル読込は約1,600MB/secで頭打ちとなるが、書込は1,300MB/secでほぼ公称値通りのスコア。ランダムアクセスも読込約730MB/sec、書込約385MB/secを計測。IOPSに換算するとそれぞれ約175,000 IOPSと約93,000 IOPSになり、標準でRAID機能に対応しないIntel H110マザーボードでは、PCI-Express2.0(x4)接続でもM.2スロットの存在は大きなメリットになるのは間違いない。またチップセットのPCI-Expressレーンを経由しているため、CPUの違いによる性能差がほとんどないのも特徴だ。