エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.518
2016.09.29 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ここまでパーツ構成、さらにカスタマイズ項目の詳細を確認した。いよいよ最後のセッションでは、評価機を実際に動作させ、各種ベンチマークテストによりパフォーマンスや冷却能力を検証していく。カスタマイズは自在だが、まずはベースモデルのポテンシャルを知っておこう。
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」により、Core i7-6700の実力を確認しておこう。
CINEBENCH R15(cb) |
4コア8スレッドCPU Core i7-6700の性能がしっかり結果に反映されている。シングルコアの数値は170、マルチコアの数値は791を記録し、Hyper-Threadingによる8スレッドの効果を確認。標準搭載されるCore i7-6700は、Skylake採用の上位モデルとして、PCゲームはもちろん、さまざまな用途で高いパフォーマンスを発揮してくれるだろう。
次に「CrystalDiskMark 5.1.2」で、Samsung「SSD 950 PRO」256GB(型番:MZ-V5P256)のデータサイズによるパフォーマンスを確認。データサイズは50MiB~8GiBまで、4つのプリセットで測定を行った。
【50MiB】 | 【1GiB】 |
【4GiB】 | 【8GiB】 |
32GbpsというPCI-Express3.0(x4)の広大な帯域幅のメリットを最大限に発揮。シーケンシャルアクセスは読込最大2,284MB/sec、書込最大950.9MB/secで、いずれも公称値を上回るスコア。
またランダムアクセスは、4Kが読込最大49.85MB/sec、書込最大203.9MB/sec、4K QD32T1は読込最大712.6MB/sec、書込最大344.1MB/secだった。標準搭載のストレージのパフォーマンスは極めて高く、容量以外はカスタマイズ不要と言ってもいい。