「Chopin」外観デザインチェック

ここからは借り受けた「Chopin」のブラックモデルを使い、外観デザインからチェックを開始しよう。

縦置きオンリーかと思いきや、横置きにも対応する「Chopin」。この設置状態で、上部のメッシュパネルから熱を排出することになる

フロントパネルデザイン

質感の高さを感じさせる最大の要因は、フロントパネルに用いられている4mm厚のアルミニウムパネルだ。アルマイト加工が施され、傷や汚れが目立たない。手垢を気にせず常時変わらぬ状態を保つあたり、おおよそ掃除をしない筆者にとってはありがたい。
　装飾と言えば、中央にあしらわれたIn Winのロゴのみ。ドライブベイやスイッチ類など一切なく、実にシンプルな出で立ち。これを嫌う人はいないだろう。

縦置きスタイルでは、In Winのロゴも縦に。トップおよびボトムにかけての曲げ加工は、精密で冷たい印象の筐体をソフトな印象に変える

スイッチおよびアクセスポート類

スイッチおよびアクセスポートの類いは、縦置き時で左側面にレイアウトされる。最上部にある長方形のボタンはPowerスイッチで、Resetスイッチの用意はない。中央部にはUSB3.0ポートが2つ、その真ん中にはマイクとヘッドホン端子を備えている。

Powerスイッチは左側面の最上部。アクセスポート類も同一面にあるため、USBコネクタや3.5mmジャックを真横から挿すスタイル。想像すると、あまり格好はよくないかもしれない
フロントパネル横から伸びるコネクタ類。Resetスイッチは無い	マイク、ヘッドホン端子用のHD Audioコネクタ
2ポートを賄うUSB3.0コネクタ

トップパネルデザイン

フロントパネルからの曲げ加工により、4mm厚アルミニウムの”延長”にあたるトップパネル。ここにはメッシュ状の通気孔が設けられている。内部容積が狭いミニPCケースだけに、少しでも通気性を確保しようという考えだ。

メッシュ状の通気孔は、実測で70×40mm程度。上昇する熱の特性から、重要な役割を果たしてくれるはずだ