エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.10.17 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
「スマホ羅針盤」や「ギークの殿堂」でお馴染み、イオシス アキバ中央通店の協力でQC3.0の充電速度をテストする |
それでは最後に、USB充電器の「JP-PA-Y6」を使用してQuick Charge 3.0の充電速度をチェックしてみよう。イオシス アキバ中央通店の協力により、端末には2,150mAhのバッテリーを内蔵した対応スマートフォン「HTC One A9」を用意。ごく一般的な5V / 2Aの充電器とのパフォーマンスを比較してみよう。
それぞれバッテリーを10%まで消費した段階から充電を開始、充電の経過を「Battery Mix」アプリで計測した。テストに使用した「HTC One A9」のバッテリー容量がやや少なめなことから、それほど大きな期待はしていなかったものの、それでもQuick Charge 3.0充電時の効果は明白。40分台で80%に到達し、さらに20分以上も早く充電を完了させることができた。慌ただしい時間帯やほんの少しの空き時間でも、素早く充電できる点は嬉しい。対応スマートフォンを持っているなら、ぜひとも活用してみたい機能だ。
最も新しい急速充電の規格であるQuick Charge 3.0は、対応端末がまだ少なく、これから普及が進んでいく機能だ。現状では恩恵をフルに享受できるスマートフォンは限られるものの、さらなる効率化を果たしたハイスピードな充電性能は実に頼もしい。大画面化しバッテリーも大型化している昨今のスマートフォン傾向もあり、対応機種を手にしたなら是非とも意識したい機能と言える。大容量バッテリーをもつ機種であれば、なおさら急速充電の恩恵は大きいハズだ。
まだ対応機種を持っていない人も多いが、これからさらに注目度アップ間違いなしなQuick Charge 3.0対応アクセサリ。2.0世代のユーザーでも、今の内から用意しておきたい |
さらに最近はスマートフォンだけでなく、タブレットやモバイルバッテリー、モバイルルーター、Bluetoothヘッドホンなど、とかく充電を必要とする機器が多い。そんな現代事情にもマッチした、6ポート搭載の充電器「JP-PA-Y6」は極めて有用。手持ちの端末すべてを同時に、かつ出力を低下させずにまとめて充電できる。また、移動に車を多様する人には、Quick Charge 3.0の急速充電を車内に持ち込める「JP-CC-Y1」が大いに役に立ってくれるだろう。
なお、対応端末の多い従来規格のQuick Charge 2.0とは後方互換があることから、2.0世代の端末も最大効率で充電可能。現状でまだ対応機種を持っていない場合でも、これから購入するなら3.0対応アクセサリを検討したい。