エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.520
2016.10.21 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次に、話題の仮想現実システム「SteamVR」の動作を確認する「SteamVR Performance Test」のスコアを確認していこう。
SteamVR Performance Test:標準 | SteamVR Performance Test:定格相当 |
VR環境の指標とされる90FPSを下回ることは一度もなく、「SteamVR」システムをベースにしたコンテンツなら、ほぼすべてを快適に動作させることができる。またチューニングの効果を確認すると全領域でフレームレートが向上。スコアも0.2ポイントアップしている。
ここからは、実際のゲームタイトルのパフォーマンス検証に移ることにしよう。まずは、FPSゲームの定番「バトルフィールド4」から。テストは「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでのフレームレートを「Fraps」にて計測。解像度は2,560×1,440ドットと1,920×1,080ドットの2種。描画設定は“最高品質”を選択している。
バトルフィールド4:2,560×1,440ドット(fps) | |
バトルフィールド4:1,920×1,080ドット(fps) |
1,920×1,080ドットでは、Average FPSで90FPS、MinFPSもマルチプレイの目安とされる60FPSを切ることはなく、最高品質でも動作に問題なし。2,560×1,440ドットでもシングルプレイの合格点とされる30FPSを切るシーンは一度もなく、このクラスの液晶ディスプレイまでなら十分な性能を発揮する。またオーバークロックによる効果は、おおむね5%前後で実際のゲームシーンでもしっかりとスコアに表れている。