「S340 Elite-VR」の考え抜かれたケーブルマネジメント機構

PCケース内部を美しく魅せるために必須な、ケーブルマネジメント機構。NZXTは見栄えを非常に重視するブランドで、ケーブル類の通り道を考慮して設計が行われており、使い勝手にも定評がある。
　まず目に付くのは、右サイド側からマザーボードトレイ背面左手に見える専用スペースの存在。段差を設け、シャーシ内部に張り出した縦長のエリアは、ケーブルを束ねるための専用スペースとして割り当てられている。フロントパネル裏手にシャドウベイユニットを持たない「S340 Elite-VR」は、空間を有効。その一部は背面側に押し込まれるケーブル類を、ストレスなく収納できる。

マザーボードトレイと右サイドパネル間の有効スペースは実測で約17mm程度	結束用ワンタッチクリップも要所に装備。何度でもやり直しができるため便利
NZXTのロゴがあしらわれた「ケーブルマネジメントバー」。ここはATXメインコネクタのような太いケーブルに向く専用スペース。画像右側はマザーボード搭載エリアとつながっているため、ストレスなくケーブルが行き来できる

NZXT「S340 Elite-VR」の付属品総点検

「S340 Elite-VR」の内外装をひと通りチェックし終えたところで、付属品を確認しておきたい。組み込みに必要なネジ類は種類毎にパーツ名がプリントされた袋に収められており、お目当てのネジを直ぐに見つけることができる。

付属品は白箱に詰め込まれ、3.5インチシャドウベイに収められていた。なおもう1つの箱の中には「VRゴーグルスタンド」が収納されている

またパーツ点数も最小限で、自作経験の浅いユーザーにも優しい設計と言えるだろう。組み込みのし易さは、良いPCケースの大切な要素でもある。

M3*5 Flat	6-32 screw Flat
6-32 screw Hexagon	Stand-off
結束用タイラップ	SATA延長ケーブル