CORSAIR「460X RGB」外観デザインチェック

ここからは編集部に届けられた評価サンプルを箱から取り出し、実機による検証を開始しよう。まずは外観デザインをくまなく見ていく。ちなみに外装パッケージサイズは、幅316×奥行き534×高さ530mmで、付属品や梱包材を含めた重量は約10kgとされる。

フロントパネルと左サイドパネルに強化ガラスを採用。出荷時は大切に保護フィルムで保護されていた

強化ガラス採用のフロントパネルデザイン

フロントパネルの素材は強化ガラスを採用。四隅に固定用ネジの頭があるだけのフラットなデザインだ。オープンベイもスイッチ・アクセスポート類も無く、前面内部に標準装備されている3基の冷却ファンが透けて見える。

反射を避けるように斜めから見ると、3基の標準搭載ファンが確認できる。これが鮮やかに発光する「SP120 RGB」だ

フロントパネルを固定する4本のネジは、マイナスの溝があるものの、基本的にはハンドスクリュータイプ。軸の長いネジを外すと、強化ガラスだけでなく、ABS樹脂製の枠も同時に外れる仕組み。シャーシ側には防塵フィルタが固定されており、メンテナンスを行うこともできる。

フロントパネルは、ブラウンカラーの強化ガラス。中央下部にはCORSAIRのロゴマークが付く。なお4本のネジは軸が長く、ABS樹脂製の枠も同時に固定する役割を果たしている
左は強化ガラスを外した状態、右はABS樹脂製の枠も外した状態。スチール製シャーシにマグネットで固定された防塵フィルタの着脱はこの段階で行う事ができる
上から強化ガラス、ABS樹脂製の枠、マグネット固定式防塵フィルタ。これら計3枚でフロントパネルは構成されている

見慣れないスイッチが並ぶフロントアクセスポート

床置き設置時にアクセスしやすいフロントトップ部には、各種スイッチおよびアクセスポート類が並ぶ。まずアクセスポートを見ると、USB3.0ポートは2ポート、マイクとヘッドホン端子が各1ポートで、必要最低限の装備に留められている。またスイッチ類は、最も使用頻度が高いPowerスイッチを右端にレイアウト。アクセスポートとHDDアクセスLEDを挟み、小さな正方形がリセットスイッチだ。そして左端までの3つの丸いスイッチに注目してほしい。「460X RGB」は、LEDイルミネーションギミックを備えた冷却ファンの装備品がアピールポイントで、これを制御するスイッチが予め搭載されている。
　「LIGHTING CONTROL」と表示された3つの丸いスイッチは、左からLEDカラースイッチ、LEDスピードスイッチ、LEDモードスイッチで、それぞれの機能については、後半のセッションで詳しく解説しよう。

「460X RGB」の標準搭載ファンのLEDを制御するスイッチ類は左端3つ。なおベースモデル「460X」にはこれらのスイッチが無く、モデルを見分けるひとつのポイントになる