エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.533
2016.12.20 更新
文:GDM編集部 池西 樹
各種ベンチマークでは、良好なスコアを叩き出した「MAGNUNS EN1080」。しかし発熱や騒音がひどければ快適なゲームプレイは望めない。そこで、ここからはストレステスト「OCCT 4.4.2 PowerSupply」を使い、CPU / GPUに100%近い負荷をかけ、冷却性能と静音性を確認していこう。なお高負荷時の数値は、ストレステスト実行中の最大値、アイドル時の数値は起動直後10分間何もせず放置した際の温度を採用している。
温度計測(℃ / 室温22.5℃) | |
「OCCT 4.4.2 PowerSupply」実行時のサーモグラフィー結果 |
クロック、電圧とも最小限に抑えられるアイドル時はCPU、GPUとも30℃前後、高負荷時の温度もCPUが70℃前半、GPUは60℃前半でおおむね推移する。瞬間的に温度が上がるスパイク値もそれぞれ78℃と65℃が最高で、ベンチマークテスト中にサーマルスロットリングと思われる症状は一度も発生しなかった。
またサーモグラフィの結果を確認するとトップのラジエター搭載部と底面スリット部の温度が高く、ZOTACの設計通りにエアフローが行われていることが分かる。
ファン回転数計測(rpm) | |
騒音値(dBA / 暗騒音33.1dBA) |
ファンの回転数はアイドル時が900rpm弱、最高でも約50%の1,255rpmまでしか上がらず、「MAGNUS EN1080」に実装される水冷システムの冷却性能はかなり高い。また騒音値はアイドル時が35.1dBA、高負荷時は+6.4dBAの最高41.5dBA。極静音というわけではないが、小型PCにありがちな騒音を撒き散らすことはなく、ゲームの妨げにならないレベルに抑えられている。