エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.538
2017.01.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
全部で6系統の拡張スロットを備える「GA-Z270X-Gaming 9」。フルレーンSLIに対応するなど、ゲーミングマシンのコアに相応しい仕様になっている |
「GA-Z270X-Gaming 9」の拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×2とPCI-Express3.0(x8/x16形状)×2、PCI-Express2.0(x1)×2の合計6スロットを実装する。本来のPCI-Express3.0レーンは、Avago製ブリッジチップ「PEX8474」を搭載することで最大32レーンに拡張。マルチグラフィックスは、2-Wayならフルレーン、4-Wayでもx8動作のNVIDIA SLI/AMD CrossFireXが構築可能だ。
また、スロット自体も昨今のトレンドである“装甲スロット”の「Ultra Durable PCIe Armor」を装備。パワフルなゲーミングマシンに欠かせない重量級グラフィックスを搭載した際も、基板へのダメージを抑えることができる。
Avago製のPCI-Express3.0ブリッジチップ「PEX8474」を実装、フルレーンのSLI構築に対応する | |
x16形状のスロットには、もれなくメタルシールドを施した「Ultra Durable PCIe Armor」を採用。重量級カードも躊躇なく搭載できる |
Creativeと連携し、専門のチューニングが施された高音質オーディオ回路を搭載する |
ゲーミングマザーボードに欠かせない要素となっている、オーディオ回路はどうなっているだろう。「GA-Z270X-Gaming 9」が搭載しているのは、Creativeと連携しエンジニアが1年以上の緻密なチューニングを行ったという、“Sound Braster 120dB+”認証取得の高音質オーディオだ。
S/N比127dBAの「Sound Core 3D」チップをベースとしたオーディオ機構で、高級Hi-Fiシステムレベルの「WIMA FKP2コンデンサ」やニチコン製音響コンデンサ「Fine Gold」など、選び抜かれた高品位コンポーネントが実装されている。さらに、交換可能なオペアンプを3基搭載する「AMP-UP Audio Technology」を採用。バックパネルオーディオ用には2基を配置し、左右チャンネルを独立して増幅、新たにフロントオーディオ用にもオペアンプが追加された。まさしくGIGABYTEが“高級サウンドカード匹敵”を謳うだけの、贅沢なオーディオ回路といえる。