エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.539
2017.01.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
一般的なPCケースで採用されるスチール製に変わり、トップパネル同様、両サイドにも4mm厚の強化ガラスが装着されている。カラーはグレーで、正方形ではなく縦に長い。シャーシには側面から4つの穴を使い、ナイロン化粧ネジで固定。受け側にはゴム製のブッシュが装着されていた。
カラーは他の面同様、ブルー掛かったグレー。重量は実測で約2.15kgと重く、取り扱いには注意が必要 | |
シャーシには軸が短いタイプのナイロン化粧ネジで固定。重量のある強化ガラスだけに、しっかりとネジ留めしておこう |
次に背面の様子を見ていこう。最上段右側には120mm口径ファン増設スペース、その左にある開口部はマザーボードのバックパネルにあたる。その下には拡張スロットが並び、右手には通気孔を設けた。そして最下段は電源ユニットのマウントスペースだ。ざっと眺めた限りでは、特に変わった仕掛けは見当たらない。ただ、左右の強化ガラス製パネル最上部を見ると、トップ面強化ガラスとの隙間がずいぶん開いている事が分かる。
ごく普通のリアパネルレイアウトだが、マザーボードトレイ背面(画像左)の裏配線スペースは比較的広く確保されているように見える |
本体を逆さまにしてボトムパネルをチェックしよう。なお従来とは勝手が違い、安全のためトップパネルの強化ガラスを一旦取り外しておく必要がある。素材の違いにより、これまでとは異なる気遣いが必要だ。
フロントとリアの2箇所には「570X RGB」を支える台座を装備。素材はプラスチック製で、設置面には滑り止め効果のあるゴム製のラバーが装着されている。なお設置面からシャーシまでの距離は、実測で約30mm。台座部分には空間が設けられ、外気は自由に行き来ができるようになっている。
前後にプラスチック製台座を装備。リア寄りにはスライド式防塵フィルターを備え、ボトムマウントの電源ユニット用吸気口が設けられている | |
プラスチック製台座は前後に装着。特にフロント寄りは、自動車の空力パーツであるディフューザーのような形状 |