エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.541
2017.02.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
「Pacific」シリーズには、他のDIY水冷メーカーにはないオリジナルアイテムが用意されている。そのひとつが、RGB LEDを内蔵するハードチューブ用フィッティング「Pacific RGB G1/4 PETG Tube 16mm OD Fitting 6PCS」(型番:CL-W133-CU00BL-A)(以降:Pacific RGB Fitting)だ。
製品にはLEDを内蔵した6個のフィティングとコントローラが付属。ハードチューブのカラーを7色(青/緑/赤/白/オレンジ/黄色/紫)から選択できるほか、256色のカラー循環や3段階の輝度調整ができる。これを水冷グラフィックスカードやラジエターの追加搭載作業と並行し、「Pacific RGB Fitting」の取り付けを行った。
パッケージあたり6つのフィッティングが付属。短いハードチューブで使う場合は、どちらか片方のみに装着するだけでも十分効果はある |
内部にOリングを2基搭載するデュアル構造により水漏れを防止する仕組みだが、門馬氏いわく「これがクセモノ。取り付け時の難易度は、やや高いという。ポイントはハードチューブの内径をいつもより丁寧に加工し滑らかにしておくこと。それでもOリングが曲がる場合は、丁寧にハードチューブを動かしながら、ずれたOリングをフィッティング側の溝に沿って押し込んでやる。
赤丸で囲った部分に注目。こちらはOリングがずれた状態。このままでは水漏れの原因になるため放置するのは危険 | ツメやドライバー等でキズを付けないよう注意しながらOリングを押し込んでいく |
真っすぐに装着された2つのOリング。これなら水漏れの心配はない |
なお「Pacific RGB Fitting」のフィッティングは、RGB用基板がある分だけ厚みがある。フィッティングの交換だけではハードチューブが長すぎるため、取り付け側を約11mmカットしている。
厚みのある「Pacific RGB Fitting」のフィッティング。ハードチューブは約11mmのカットが必要だが、「ハードチューブ用カッター」でギリギリ切れる長さとのこと |
「Pacific RGB Fitting」を発光させてみると、劇的とも言えるライティング効果を楽しむ事ができる。同梱数全てを装着することは根気のいる作業だが、その効果はきわめて高い。取り付ける価値は十分にあるためぜひ挑戦してほしい。