エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.541
2017.02.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
最終セッションでは、動作確認やリークテストを兼ねたクーラーント液(精製水)の「注入」、さらにクーラント液の「交換」にチャレンジしてみよう。クーラント液の注入は前回のレビューで詳細に解説を行っている。おさらいすると、重要なポイントとなるのは「脱脂」、水漏れ箇所の点検「リークテスト」、さらに「不純物の除去」だ。
それら3つのポイントを踏まえ、クーラント液を注入。接続部分の水漏れや、システム全体の循環のチェックを行い、問題がない事を確認、これでシステムは動作できる完成状態になった。
クーラント液の注入手順は、前回レビューを参照。接続部分の水漏れを中心に、細部をチェックする。問題がなければDIY水冷システムは完成だ |
次にクーラント液の交換を行ってみよう。こちらも前回レビューで実施済みだが、今回はシステム自体が違うこと。加えてソフトチューブとロートを使用しており、やや手順が異なるため参考になるだろう。まずは手始めに水抜きを実施する。
水抜きはリザーバータンク下部のチューブを抜いて作業。特定のポイントは無いものの、抜き易く、万一の場合も想定し、構成パーツに水がかかりにくい場所を選択。おのずとPCケースボトム側からの作業になる | |
水抜きが完了したところで、次にPacificシリーズのクーラント液「C1000 Opaque Coolant」イエローを注入する。
Thermaltake「C1000 Opaque Coolant」は、凍結・腐食・酸化物発生を抑制する特徴があり、毒性がなく不燃性。内容量は1,000mlで、その90%以上が水で構成されている。