エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.543
2017.02.15 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹
エルミタレビューでは久し振りに取り上げる、オールインワン型水冷ユニット。昨年末に販売が開始されたNZXT「Kraken X62」(型番:RL-KRX62-01)は、ラジエターに2基の140mm口径ファンを搭載するシリーズ上位モデルだ。
NZXT「Kraken X62」(型番:RL-KRX62-01) 実勢価格税込23,000円前後(2016年12月発売) 製品情報(NZXT) |
280mmサイズラジエターを備えた「Kraken X62」は、140mm口径ファンの低速+大風量で高い冷却性能が特徴。さらにNZXT自慢のユーティリティ「CAM」に対応し、ポンプ一体型ウォーターブロック上部が発光するギミックが搭載されている。自作PC昨今のキーワードであるドレスアップ要素を盛り込んだ、新世代のオールインワン型水冷ユニット、それがALL-NEW KRAKENシリーズだ。
パープルカラーがベースのNZXT「Kraken X62」外装パッケージ。外形寸法は実測で約W350×D210×H157mm。背面には製品の特徴が画像入りで紹介されている |
“ALL-NEW KRAKEN”としてリリースされたのは合計3機種。つまり「Kraken X62」には2種類の弟分が存在する。「Kraken X42」(型番:RL-KRX42-01)は、140mmサイズラジエターを採用する、140mm口径ファンシングル仕様。リアなどの搭載スペースに余裕があるPCケースに最適で、120mmサイズラジエター製品よりも高い冷却能力が期待できる。また「Kraken X52」(型番:RL-KRX52-01)は、240mmサイズラジエターを採用する、120mm口径ファンデュアル仕様。汎用性の高さから、シリーズでは最も扱い易いモデルと言えるだろう。いずれも「Kraken X62」同様、昨年末より販売が開始されている。
「Kraken X42」 140mmサイズラジエターモデル (実勢価格税込17,000円前後) |
「Kraken X52」 240mmサイズラジエターモデル (実勢価格税込19,000円前後) |