エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.544

ASRock「Taichi」シリーズの血統を継ぐ、Kaby Lake世代のオールラウンダー「Z270 Taichi」

2017.02.17 更新

文：エルミタージュ秋葉原編集部池西樹

デュアルギガビットLANやac対応無線LANなど、充実したインターフェイス


「I/O Armor」で保護されたバックパネルインターフェイス。「Aura RGB LED」には非対応

「I/O Armor」で保護されたバックパネルインターフェイスは、Intel製チップによるデュアルギガビットLANやIEEE 802.11ac対応無線LAN、帯域幅16GbpsのASMedia「ASM2142」によるUSB3.1 Gen.2（Type-A/Type-C）など充実した構成。またグラフィックス出力は、HDMI×1とDisplayPort×1の2系統を搭載する。


帯域幅16GbpsのASMedia「ASM2142」で増設されたUSB3.1 Gen.2ポート。同時に2つの機器を接続した場合でもパフォーマンスの低下を最小限に抑えることができる

ギガビットLANチップはIntel I219VとIntel I211ATを採用	オーバークロック時に便利な「Clear CMOS Switch」も搭載

無線LANカードは、最大転送433MbpsのIntel Dual Band Wireless-AC 3160が付属。Bluetooth 4.0機能もサポートする	無線LANカードを搭載するM.2スロットは、外部ノイズの影響を防ぐため、メタルプレートで保護されている
	プラスチック製の「I/O Armor」は都合5本のネジで基板に固定

搭載パーツやチップ群をまとめてチェック

外観セッションの締めくくりとして、基板上に実装された各種ICチップやコネクタ、インターフェイスをまとめてチェックしていこう。


最高1,000MHzまでのBCLK設定を可能にする、外部クロックジェネレータ「Hyper BCLK Engine II」

市販の5050 LEDストリップを接続する「Aura RGB LEDヘッダ」	PCI-Express3.0（x2）接続のASMedia製USB3.1 Gen.2コントローラ「ASM2142」

ネットワークコントローラIntel「I211AT」	ネットワークコントローラIntel「I219V」

SATA3.0（6Gbps）コントローラASMedia「ASM1061」	USB3.0ハブコントローラASMedia「ASM1074」

PCI-Express3.0スイッチチップNXP「L04083B」

ブート状態を確認できる「Dr.Debug」。正常起動後はCPUの温度を表示させることもできる	PCI-ExpressパケットスイッチASMedia「ASM1184e」

基板上にはUSB3.0 Type-Aコネクタも標準装備	ファンコントローラNuvoton「3943S」
	基板上には2基のBIOS ROMを搭載

ハイエンドらしく多くの機能を搭載する「Z270 Taichi」。基板裏面にもICチップが実装される

I/OコントローラNuvoton「NCT6791D」	SATA3.0（6Gbps）コントローラASMedia「ASM1061」は裏面にも実装
	高速MCU Nuvoton「N76E885AT20」